早くからニュータイプの存在とその戦力としての可能性に着目していたジオン公国軍は、ニュータイプの能力を兵器として転用する「サイコミュ・システム」の開発に着手し、MAN-03ブラウ・ブロ、MAN-08エルメスでその実用化に漕ぎ着けた。しかしながら、いずれも装置の小型化が困難であったことからモビルアーマーへの実装に留まっていた。このサイコミュ・システムを次期モビルスーツに搭載するべくさらに開発が進められ、MSN-01サイコミュ高機動試験用ザクを経て、MSN-02ジオングが開発された。
この機体はモビルスーツに分類されるが、未完成の脚部の無い状態で既に標準的なモビルスーツと同程度の機体高であり、非常に大型の機体であると言える。前腕部は各指にそれぞれ、計5門のメガ粒子砲が装備されているが、これはそのままサイコミュ・ユニットとなり攻撃時には本体から切り離され、オールレンジ攻撃を行う。更に頭部に1門、腰部に2門のメガ粒子砲を備え、一年戦争中のモビルスーツを通じてトップクラスの火力を誇る。
「ジオング」の名称からも窺えるとおり、一年戦争の最終決戦兵器としての意味合いも持つこの機体は、「80%の完成度」とされながら、ガンダムを撃破するという目覚しい戦跡を挙げている。








